安心、安全への取り組みのカテゴリ記事一覧

大手町デンタルクリニックの歯の治療への「こだわり」をご紹介。Dr.島倉ブログ。東京都千代田区大手町、東京駅、丸の内の歯科、歯医者でございます。

カテゴリ:安心、安全への取り組み

安心、安全への取り組みのカテゴリ記事一覧。大手町デンタルクリニックの歯の治療への「こだわり」をご紹介。Dr.島倉ブログ。東京都千代田区大手町、東京駅、丸の内の歯科、歯医者でございます。
HEPAフィルターの交換について

2024-08-31 安心、安全への取り組み
《HPは一番下からリンクできます》当院では、患者様に安心して治療を受けていただけるよう、院内の空気環境にも細心の注意を払っております。 先日9台ある空気清浄機…

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治療に使う水のろ過フィルターの交換をしました。

2024-03-20 安心、安全への取り組み
《HPは一番下からリンクできます》 今月は治療に使用する水のろ過フィルターの交換をしました。※画像は使用後のろ過フィルター、茶色い着色は不純物の色。   当院…

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DAC(ダック)ユニバーサルSと2の違い

2023-08-05 安心、安全への取り組み
《HPは一番下からリンクできます》8年間使用していたオートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)のDACユニバーサル(※@)の入れ替えを先月行いました。当院では院内感染(※A…

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8年間DACユニバーサル2を使用してわかったコツ

2023-04-16 安心、安全への取り組み
《HPは一番下からリンクできます》DACユニバーサル2は歯科用ハンドピース(歯を削る、歯石を取る機器)を滅菌(消毒より強力)する器械で普段はバックヤードにあるため…

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新型コロナの新たなフェーズが見える

2023-01-28 安心、安全への取り組み
《HPは一番下からリンクできます》新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが2023年5月8日から2類→5類(季節性インフレエンザと同等)なることが決まりましたが、こ…

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当院の新型コロナの個人感染防護の実際

2022-11-30 安心、安全への取り組み
《HPは一番下からリンクできます》新型コロナの分類も2類相当から5類(季節性インフルエンザ等の水準)への見直しの話題が出ていますが、現在第8波が始まっていますの…

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空気清浄機のフィルター交換時の注意点です

2021-07-19 安心、安全への取り組み
《HPは一番下からリンクできます》9台ある院内の空気清浄機の定期的なメインテナンスのため心臓部であるHEPAフィルターの交換をしました。※画像はその時の様子※HEPA…

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新型コロナワクチンの副反応の実際

2021-07-04 安心、安全への取り組み
《HPは一番下からリンクできます》新型コロナワクチンの2回目接種を終えたスタッフが当院も徐々に増えてきていますが、どれ位の「副反応がでるのか?」は気になる点の…

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歯科でクラスター発生を聞かない理由

2021-06-06 安心、安全への取り組み
《HPは一番下からリンクできます》歯科で新型コロナウィルスのクラスターが発生したとは聞かないですが、なぜか?大阪の吉村知事も歯科でクラスターが発生してない理由…

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治療に使う空気の品質が重要な理由をご存じですか?

2021-03-20 安心、安全への取り組み
《HPは一番下からリンクできます》ちょうど先週機械(コンプレッサー)の入れ替えを行ったので治療に使用する空気についてのお話しようと思います。治療時に必ず使用す…

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クリニック内が寒い時があります(換気の実際)

2020-12-09 安心、安全への取り組み
《HPは一番下からリンクできます》新型コロナウィルス対策で「換気」の必要性がとりあげられることが多くなりましたが、日本歯科医師会のガイドラインでも「換気」が重…

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治療に使う水の水質管理の実際

2020-11-08 安心、安全への取り組み
《HPは一番下からリンクできます》 当院では治療に使用する水は水道水をそのまま使用せずに、ろ過フィルターで不純物を除去してから使用しております。※画像は交換前…

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当院の感染症対策の実際(グローブ編)

2020-10-25 安心、安全への取り組み
《HPは一番下からリンクできます》日常の治療での感染予防対策の基本の一つとして手洗いと治療時のグローブの使用がありますが、実際どのようにしているのか?当院の場…

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新型コロナウイルス感染対策チェックリスト

2020-10-11 安心、安全への取り組み
《HPは一番下からリンクできます》当院は日本歯科医師会(厚生省協力)の新型コロナウィルス感染症対策+αをおこない対策をしていますが、具体的には画像の通りです。患…

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空気清浄機は新型コロナウィルス対策に効果があるのか?

2020-09-12 安心、安全への取り組み
《HPは一番下からリンクできます》新型コロナウィルス対策で有効とされることは@手洗い、手指消毒AマスクB換気になりますが、他には何かないのか?とお考えの方もい…

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ジアイーノ(空間除菌脱臭機)

2020-08-06 安心、安全への取り組み
《HPは一番下からリンクできます》新型コロナウィルス対策の「3密を避ける」のひとつに「密閉を避ける」があり、これは主にエアロゾル(空間に漂うしずく)対策になり…

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只今、サーマルカメラで検温中です。

2020-05-28 安心、安全への取り組み
《HPは一番下からリンクできます》緊緊急事態宣言が解除されましたが、新型コロナウィルスがいなくなった訳ではないのでまだ油断は禁物です。当院では、来院時に@検温…

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非接触体温計の精度はどの位あるのか?

2020-05-09 安心、安全への取り組み
《HPは一番下からリンクできます》新型コロナウィルス感染症対策のひとつとして当院では来院時に患者様の体温を非接触体温計で確認させて頂いております。※画像は非接…

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新型コロナウィルス(Covid-19)のどこが厄介なのか?

2020-04-12 安心、安全への取り組み
《HPは一番下からリンクできます》新型コロナウィルスの影響は長引きそうですが、季節性のインフルエンザウィルスとどこがちがうのか?なにが厄介なのか? について今…

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当院の新型コロナウィルス対策(エアゾル編)

2020-03-23 安心、安全への取り組み
《HPは一番下からリンクできます》当院の新型コロナウィルス対策についてご紹介いたします。※画像は使用済みの薬品のスティック(クレベリン)の山。 歯科治療は唾液…

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HEPA(ヘパ)フィルターって聞いたことありますか?

2019-05-11 安心、安全への取り組み
 《HPは一番下からリンクできます》今週クリーンルームのHEPフィルター(High Efficiency Particulate Air Filter)を交換しました。上の画像はその時のもので右が…

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当院は治療に使う水にもこだわっています

2018-08-25 安心、安全への取り組み
《HPは一番下からリンクできます》今週、治療に使用する水の「ろ過器」のフィルターの交換をおこないました。 ※画像の上は新品、下は今回交換したもの。 毎年「治療…

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治療に使う水もこだわっています。

2016-06-11 安心、安全への取り組み
《HPは一番下からリンクできます》先週、治療に使用する水の「ろ過器」の点検をおこないました。※画像は点検時の水のろ過フィルターの状態。 2年前、昨年と比べて汚…

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歯医者のきほんの「ん」(感染症対策編)

2015-09-02 安心、安全への取り組み
《HPは一番下からリンクできます》画像は当院の診療用の基本セットです。 @紙コップ A紙エプロン B紙トレー  感染症対策を突き詰めると1回でも使用したものは…

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歯医者のきほんの「ほ」(感染症対策編)

2015-08-09 安心、安全への取り組み
《HPは一番下からリンクできます》※画像は当院の手洗いスペースです今では治療時にグローブ着用は当たり前の時代ですが、昔(20年以上前)は素手(+手洗い)でおこ…

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歯医者のきほんの「き」(感染症対策編)

2015-08-02 安心、安全への取り組み
《HPは一番下からリンクできます》※画像は当院の手洗いスペース 2015年7月 2日 ATP様 2014年5月18日 読売新聞社様年に1回は歯科の感染症対策の…

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医療安全講習会に参加しました。

2015-05-24 安心、安全への取り組み
《HPは一番下からリンクできます》5月23日(土)に東京歯科保険医協会主催の医療安全講習会に参加してきました。講師の先生は 明海大学歯学部 坂下秀明 教授 で…

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HEPAフィルターの交換について

《HPは一番下からリンクできます》
大手町の歯科でのHEPAフィルター交換時

院では、患者様に安心して治療を受けていただけるよう、院内の空気環境にも細心の注意を払っております。

 先日9台ある空気清浄機のHEPAフィルターを交換しましたので、その際の注意点についてご紹介いたします。

HEPAフィルターとは?


HEPAフィルター(High Efficiency Particulate Airフィルター)は、空気中の微細な粒子を99.97%以上捕集する高性能なフィルターです。花粉やほこり、ウイルスなどをしっかりとキャッチし、清潔な空気を提供します。

当院でHEPAフィルター交換時に注意している点



@適切な保護具の着用


フィルター交換時には、マスクと手袋などの保護具を着用し、フィルターに付着したウイルスやほこりから身を守ります(作業者の安全確保)。

Aフィルターの取り扱い


交換する際は、古いフィルターを慎重に取り外し、2重にビニール袋に密封して廃棄します。新しいフィルターを取り付ける前に、空気清浄機の内部を軽く掃除します(内部に結構ワタごみが付いてます)。

Bフィルターの交換日を記録


当院の場合、交換日を空気清浄機に直接油性ペンで書き込んでいます。年間のスケジュール表には次回交換予定日を記入します(忘れないよう)。

また、フィルターの交換時期をお知らせしてくれる機能付きの場合はキチンとリセットしておきます。

まとめ


HEPAフィルターの定期的な交換を怠ると、空気清浄機の性能を生かせません。定期的な交換と適切なメンテナンスを行うことが必要になります。

 今後も患者様により快適でクリーンな環境を提供できるよう努めていきたいと思います。

 
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治療に使う水のろ過フィルターの交換をしました。

《HPは一番下からリンクできます》
治療に使用する水のろ過フィルター

 月は治療に使用する水のろ過フィルターの交換をしました。
※画像は使用後のろ過フィルター、茶色い着色は不純物の色。 
 
 当院で治療に使用する水は水道水をそのまま直接使用するのではなく、「1㎛(=0.001o)」の不純物を取り除くことができるフィルターでろ過してから使用しています(0.001oというとちょうど細菌の大きさと同じ位になります)。

 ろ過すると、不純物が取り除けるだけでなく副産物として「おいしい水」にもなります。飲んでみると余計な雑味がなくなり違いを体感できます。

 2年に一回交換していますが、交換時のフィルターの汚れを見ると毎回不純物の吸着具合に驚かされます。

 
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DAC(ダック)ユニバーサルSと2の違い

《HPは一番下からリンクできます》
大手町デンタルクリニックのDACユニバーサルS


8年間使用していたオートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)のDACユニバーサル(※@)の入れ替えを先月行いました。当院では院内感染(※A)対策のため器具の消毒滅菌(以下「滅菌」といいます)には特に力を入れています。

新型コロナの影響もあり「院内感染」という言葉も耳にすることも増えてきました。

「(患者様)歯医者の歯を削る機械の消毒滅菌はどうしているのだろう?」
「(クリニック様)今後DACユニバーサルSの購入(or入れ替え)を検討中」

 などと考えている方もいるかと思います。

今回はその院内感染対策の中核を担う当院のDACユニバーサルSのご紹介をしたいと思います。

※@治療で使用する歯科用ハンドピースの専用の滅菌器。今回DACユニバース2→DACユニバースS(最新機種)へ入れ替え。

※A医療従事者⇔患者様、患者様⇔患者様、の感染。

■なぜ専用の滅菌器が必要なのか?


歯科用ハンドピースの内部と超音波スケーラーのチップ

 当院は開業当初(2000年より)からハンドピースを患者さん毎に交換しており、DACユニバーサル導入前は使用後のハンドピースを、@人の手で「洗浄」→Aスプレーで「注油」→Bオートクレーブで「滅菌」の3ステップを行っていたため大変時間と手間がかかりました。

 ピンセットやデンタルミラー(鏡)などと違ってハンドピースは精密機械なのでギア(歯車)やベアリング、細く曲がっている回路で構成されているため内部の洗浄は困難を極めます。

 また、手作業によるスタッフへの感染リスクや注油量の個人差などあるためハンドピースの管理の効率化や均一化などが課題でしたが、DACユニバーサルを導入してからは一度にすべてが解決できるようになり大変助かっています。

■オートクレーブが必要な理由

  
 一度患者様のお口の中に入れたハンドピースを「アルコールで拭くだけで良い」と言う方はいないと思いますが、そのアルコール消毒でだけでは不十分な場合(※B)があるため、毎回オートクレーブ(※C)を代表とするすべての微生物を死滅させる処理(=滅菌)が必要とされています。

※Bウイルスの中にはアルコール消毒の効果がないグループが存在します。(例)手足口病やヘルパンギーナの原因となるコクサッキーウイルス、エンテロウイルス、アデノウイルス、腸炎の原因となるノロウイルスやロタウイルス、など。

※Cオートクレーブ:高圧蒸気滅菌器といい121〜134℃、2〜3.5気圧の環境下ですべての微生物を死滅させる。

■DACユニバーサルSとは?


DACユニバーサルS

 全自動(ボタン一つで)で歯科用ハンドピース(タービン、ストレート&コントラアングル)を最大6本まで内外部の洗浄、注油、滅菌の一連の処理を約20分で完了するクラスS(※C)のオートクレーブ(小型高圧蒸気滅菌器)の1機種になり、最新機種は「DACユニバーサルS(※DEFG)」になります。

 ハンドピースの滅菌はプレバキューム方式のクラスB(※H)のオートクレーブも適していますが「洗浄」と「注油」を考えるとDACユニバーサルSの方がすべてのステップを網羅しているため効率的です。

※CクラスS:ヨーロッパ規格EN13060でメーカー特定の中空物(ハンドピースなど)、非包装の固形物に対応。

※D洗浄プロセス:国際規格EN ISO 15883-1/-2に準拠。
※E滅菌プロセス:国際規格EN ISO 13060およびISO 17665-1に準拠。
 
※F再処理可能な機器:ストレート&コントラアングルハンドピース、タービン、超音波スケーラー、超音波スケーラー用音波ハンドピースとそのチップ。

※G製造販売:デンツプライシロナ株式会社 認証番号:302AKBZX00103000

※HクラスB:一度真空状態にし滅菌。ヨーロッパ規格EN13060で全ての形状の被滅菌物に対応。

■歴代のDACユニバーサル


DACユニバーサルSとDACユニバーサル2の比較

  DAC(ダック)ユニバーサルシリーズは
ユニバーサル → ユニバーサル2 → ユニバーサル2GUI → ユニバーサルS(最新機種)
  と改良されていますが基本的な性能はほぼ変わりません(もともと一定の基準をクリアしている必要があるため)。 

■DACユニバーサルSと2の同じ点


  「S」も「2」基本性能(※I)は同じで最大6つのハンドピースをボタン一つで約20分で洗浄〜注油〜滅菌ができます。

また、ユニバーサル2で使用していたハンドピースをリッドに接続するアダプターと給水系のニトラデム・ダイレクトコネクト(脱塩水自動供給装置)はそのままユニバーサルSにそのまま移行できます。

 そのため、今回は本体だけの入れ替えだけで追加の機器の設置や交換は無しで行うことができました。

※IDACユニバーサルシリーズの滅菌の有効性の範囲の主なもの
 殺菌性   :結核菌、黄色ブドウ球菌、他
 殺真菌性  :カンジダ・アルビカンス、他
 殺ウィルス性:COVID‑19、HPV、HBV、HCV,SARS-Co-2,インフルエンザ、アデノウィルス、ノロウィルス、他
 その他   :プリオン

■DACユニバーサルSと2の違う点


 さて、変更点になりますが

@デザインとサイズが変わった


  「S」は外観のデザインが変わりサイズがひとまわり大きく(高さ+5p 幅+3p 奥行+5p)なりましたが機種が変わっても同じ場所に設置できる範囲だと思います。

Aリッドが変わった


  
DACユニバーサルSのリッド

 最大の違いはリッドが変わった点と「2」ではあったバスケットセット(インスツルメント用の円柱状の網のカゴ)の設定が「S」では無くなった点です。

 「2」ではリッドが1種類だけでしたが「S」では「超音波スケーラー(歯石を取るためのハンドピース)」専用のリッドが追加され2種類のリッド(※JK)が設定されました。

 また、「S」ではバスケットセットが設定されてないため完全な「ハンドピース専用の滅菌器」となりました。

※Jリッドの色:ピンクは回転切削系(注油あり)、ホワイトは超音波系(注油なし)。

※K回転切削系の接続用のアダプターは国内外の各メーカーに対応していますが、超音波系は対応してないメーカがあるため事前に確認しておくと良いと思います。

Bメインテナンスがしやすくなった

   
 毎週、排水フィルターを清掃のため着脱する必要あるのですが、その取付位置が「S」では背面から前面右下となりメインテナンスがしやすくなりました(「2」は背面にあったため手探りで探す必要がありました)。ちなみに 「2」で使用していた排水フィルターは「S」では使用できません。

このようなメリットが多くありますが、デメリットとしては設置スペースの確保や導入コストが多大(有名ハイブリッドカー位)になる点が挙げられます。

 定期的なメインテンスとコストがかかりますが患者様の安心安全の確保には代えられません・・。


【参考文献】DACユニバーサル2、DACユニバーサル2GUI、DACユニバーサルS、製品カタログ(デンツプライシロナ株式会社)

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8年間DACユニバーサル2を使用してわかったコツ

《HPは一番下からリンクできます》
大手町でDACユニバーサルを使用している歯医者(歯科)bP

DACユニバーサル2は歯科用ハンドピース(歯を削る、歯石を取る機器)を滅菌(消毒より強力)する器械で普段はバックヤードにあるため目に触れることはありません。

 当院に導入して8年が経ち、そろそろ新機種の買い替えの時期に近づいていることもあり、ご紹介をかねてこれまでの使用実感をまとめてみました。

■歯科用ハンドピースを滅菌する器械です


歯科用ハンドピースの内部

 DACユニバーサル2の優れている所は「洗浄(内部まで)→注油→滅菌」までの一連の流れを全自動で行ってくれる点になります(ハンドピースは微細な歯車、ベアリングの塊なので注油が必要)。家電に例えてみると「全自動洗濯機」のイメージに近く「洗濯→すすぎ→乾燥」までボタン一つで完了できることに似ています。

 導入前は「ハンドピースを手洗い→人の手で注油→滅菌器に入れる」の3ステップが必要で、特に手洗い、注油を人の手で行うため、手洗い時のスタッフの感染リスクや注油の手間が課題の一つでした。

 また、ハンドピースの構造上手洗いだと内部まで洗浄できないため、機器の内部まで洗浄できるDACはその点が優れています。

 それが「世界で唯一」全自動で可能な滅菌機がDACユニバースサルシリーズになります(最新機種はDACユニバーサルS)。

■DACユニバーサル2で必ず遭遇すること5つと対処法


 そんな優れものですが、実際の使用上でいくつかのコツがあります。

@落し物が無いか確認が必要


DACユニバーサルの使用のコツ:ハンドピースの落下

 ハンドピースをリッドホルダーにセット→自動でリッドホルダーが下降→滅菌終了後上昇、するのですがその時にハンドピースがチャンバー内で「置いてきぼり(落ちている)」になっていることがあるので必ず落ちてないか「覗く(確認)」必要があります。

 気づかずに次の滅菌をしてしまうと、落ちているハンドピースがリッドホルダーに挟まり破損することがあります。

 終了後は「ハンドピースが落ちてないか」必ず確認しましょう。

A専用オイルの缶は軽く閉める


DACユニバーサルの使用のコツ:オイルカートリッジがと取れなくなる

 注油用のオイルはDAC専用のカートリッジ(ニトラオイル)を使用しますが、セット時に強く「ギュッ」と回してしまうと外れなくなることがあるので注意が必要です。

 オイルのカートリッジは「軽く抵抗を感じる」程度の力で十分です。交換頻度は当院だと1ヶ月半ほど。

B排水タンクの水量は常に注意


DACユニバーサルの使用のコツ:排水タンクが溢れ

 洗浄後の排水は専用の排水タンクに一旦集まります、容量の限界を超えると溢れはじめ床を拭く手間が生じるために常に気をかけおく必要があります。

 「ゴボゴボ」と音がしてきていたら溢れる一歩手前です。

Cニトラデムのフィルターは常に予備を置いておく


DACユニバーサルの使用のコツ:ニトラダム交換フィルター

 DACは洗浄に使用する「水」も管理が必要(塩素を取り除く)で専用の「ニトラデム・ダイレクトコレクト」という脱塩素自動供給装置が別途必要になります。

 ニトラデムのフィルターの交換時期がくるとオレンジランプで知らせてくれるのですが、すぐに交換しないと赤ランプ表示になり装置自体が止まってしまいます(=DACも使用不可になる)。この「オレンジ→赤」が結構「すぐ」なのでオレンジランプがでたらすかさず交換する必要があります。

 常に手元に予備のカートリッジを置いておくのも良いかもしれません。ミニとロングライフの2種類があり大きさが違います。

丸の内でDACユニバサールを使用している歯医者(歯科)1


当院の場合はロングライフの使用で約11ヶ月で交換の時期がきます。保管スペースに余裕があればロングライフの方が交換の煩わしさが少なくなりお勧めです。

Dエラー87の原因はこれ


DACユニバーサル2エラー87の原因

 エラー表示が出ることは年に1〜2回と気になるレベルではありませんが、エラーコードの種類が非常に多いため、出た場合は調べる必要があります。マニュアルの一覧表を調べ記載されている対処法でまず解決します。

 ただし、対処法の記載に「認定ディーラーにご連絡ください。」がある場合があり、電話で問い合わせるひと手間がかることがあります。

 直近だと「エラーコード 87(=安全リングが無効化されています)」でしたが、安全リング周辺の水分の存在ででることがあるとのことで水分を取り除くことで無事解決しました。

■メインテンスのスケジュールが決められています


機械物なのでメインテナンス(定期的なチェック)は必須になります。DACユニバース2の場合、毎日〜毎週〜毎月の院内での管理と、2年に1回(or3,000回サイクル毎)の専門業者による分解整備が必要になります。

大手町で衛生管理をしっかりしているおすすめの歯科bP

  当院の場合は「やりもれ」が無いようにチェックリストを作って管理するようにしています。

機器がどんなに進歩しても、クリーンで安心安全な環境下で治療を行うには毎日の人が行う「凡事徹底」に支えられていることに気付かされます。

  
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新型コロナの新たなフェーズが見える

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新型コロナ2類から5類へ.jpg


型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが2023年5月8日から2類→5類(季節性インフレエンザと同等)なることが決まりましたが、これで終息した訳では無いので今後も対策(形を変えながら)は引き続き必要になるかと思います。

 2022年10月に京都大学大学院医学研究科教授の西浦 博 氏の講演があり、その内容は参考になると思いましたので要点をまとめてみました。

■結論的には

 
  「これから先どうなるかは、海外の先進国で起こっていることを見れえば予想できる」とのこと。
   ここからは私見になりますが、この先「withコロナ」の方向で、経済を回しつつ、大きな流行にならないようにしていく舵取りになるかと思っています、例えば「今風邪がはやってきているね」の感覚に近くなり特別感が少なくなるのではと思っています。

■今後の流行を左右するもの


  @新しい変異株の出現が左右する。
   (私の感想ですが)ウイルス=変異するもの、なのでこれはなかなか防げないと思います。ただ傾向としては「弱毒化」の方向になると個人的には予想しています(人が亡くなってしまうとウイルス自体増えることができなくなるので)。

  Aワクチン、自然感染の減衰を含め免疫を持っている人がどうなるかが左右する。
   (これも感想ですが)ワクチンの効果は減衰していくことがわかったので、獲得した自然免疫もゆっくり減衰(ワクチンほど早くなく)するのではと思っています。

  B接触が今後どうなっていくかが左右する。
   (感想です)人の流れですが徐々にコロナ前の状態に戻ると予想してますが、社会の衛生観念などは高いままになるかと思っています。

■今後の課題


  @抑制政策の緩和→自宅療養が増える→受診抑制→過度になると致死率が上がる。
   上記の流れになるため、ハイリスク者(高齢者、基礎疾患保有者)に関しては早く受診できる体制が必要、とのこと。

  A動脈系の循環器疾患の合併症が多い。
   感染直後、急性心筋梗塞、脳卒中が非感染者と比べ20〜30倍くらいで起こっているので、あらかじめ予想してそのような方への医療提供が必要、とのこと。

  B流行対策が一気に個人の判断になった。
   感染予防策であるマスク着用の場面、換気の強度、などの縮小や習慣化の再調整が必要、とのこと。

     以上になります。
 
 社会的には感染対策の緩和傾向にはあるものの、歯科治療に関しては緩和せずに現時点と同じ感染対策を継続していくことになるかと思います。

 「3密」対策の生みの親の西浦氏の講演内容だけに説得力がある内容でした。  

※参考文献:全国保険医新聞 第2921号 2023年1月25日


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当院の新型コロナの個人感染防護の実際

《HPは一番下からリンクできます》
歯科の新コロナの個人感染防護の実際

型コロナの分類も2類相当から5類(季節性インフルエンザ等の水準)への見直しの話題が出ていますが、現在第8波が始まっていますのでまだまだ油断はできません。

※画像は当院のクリーンルームでの治療の様子。フード付きの長袖の防護衣を着用。

 治療にあたり新型コロナの個人感染防護具の装着も必須です。当院の場合、

@グローブ  :使い捨て(ディスポ)
@マスク   :N95、KN94、DS2、以上の性能のマスクの使用
Aフェースシールド、ゴーグル :飛沫対策
B長袖のガウン(治療内容により) :飛沫対策

 などの個人感染防護具を装着しております。

 これからインフルエンザの季節でもありますのでそちらも同じく注意が必要です。

※下の動画は当院の新型コロナので行っていることです。参考になれば幸いです。




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空気清浄機のフィルター交換時の注意点です

《HPは一番下からリンクできます》
HEPAフィルターの交換時

9台ある院内の空気清浄機の定期的なメインテナンスのため心臓部であるHEPAフィルターの交換をしました。

※画像はその時の様子
※HEPAフィルター(High Efficiency Particulate Air Filter): JIS規格で粒径が0.3μmの粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率を有しているもの

今回5台分交換しましたが、使用済みのHEPAフィルターはかなり汚染されているいる可能性が大きいため取り扱いには注意が必要です。

交換時は、

 ・マスク着用(吸い込まない)
 ・グローブ着用(直接触らない)
 ・ゴーグル(目を守る)装着
 ・2重にしたビニール袋に入れる(外部に触れないように)

以上のように配慮しておこなっています。

 細かい点ですが油断しないことに越したことはありません。


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新型コロナワクチンの副反応の実際

《HPは一番下からリンクできます》
新型コロナワクチン副反応の実際

型コロナワクチンの2回目接種を終えたスタッフが当院も徐々に増えてきていますが、どれ位の「副反応がでるのか?」は気になる点の一つだと思います。

副反応はどの位の確率でるのか?


 2回目の接種後に関しては、当院の場合100%でした。(1回目は腕の痛み位でした)

副反応はどんな感じか?


 その気になる副反応の状態ですが、

  ニュース等の通りで、2回目接種翌日の「発熱」になります。(大体38℃前後)があります。
 「事前に知ってはいたので」心配はなかったとのことですが、その日一日は「動きたくない」状態になるので「お休みを頂いておいて良かった」との感想でした。

 当院の場合、全員事前に解熱剤を準備、念のため翌日はお休みして頂きました。
 (もちろん、2日目には通常の状態に戻ってますのでいつもの生活にもどっています)

 結論的には2回目を接種した翌日は「お休みの日」にしておくとベストかもしれません・・。
 

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歯科でクラスター発生を聞かない理由

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科で新型コロナウィルスのクラスターが発生したとは聞かないですが、なぜか?

大阪の吉村知事も歯科でクラスターが発生してない理由で「歯科に何かある」と発言されたのは記憶に新しいですが、

その理由は大体想定できます(証明された訳ではないですが)。

以下私の私見2点ほど。

そもそも体調に変化がない(健康な)方が来院されるため


 当院でも、来院時に患者様の検温、手指消毒のご協力をしておりますが、歯科の場合「熱がある」「せきが出る」などといった明らかに症状がある方は来院されない(ご予約を変更される)ため、その時点で接触の機会が無くなります。

 ただし、潜伏期間(症状は出てないが新型コロナウイルスに感染している)にも配慮しないといけないため万全を期す必要はあります。

歯科の治療は感染対策の歴史


 歯科治療は、「歯を削る」「神経をお取りする」といった医科でいう外科処置が多いため、昔から感染症対策ありきで治療してきた歴史があります。

 器具の消毒滅菌をはじめ、手に触れる箇所の清拭、個人感染防護、など昔から「当たり前の手順」で手間とコストをかけている部分になります。

 これは「スタンダードプリコーション(標準予防策)」といい新型コロナ以前から普通に行われています。

 前出の吉村知事の発言の「歯科で何かある=上記の2点です」が私の私見です。

 ただ油断できないのは、潜伏期間での濃厚接触の点で、3密対策、エアゾル対策、換気対策、予約の調整や延期、スタッフの健康管理、などスタンダードプリコーションにプラスして行う必要があります。

 当院の場合は冒頭の動画の内容をおこなっております。ご参考になれば幸いです。


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治療に使う空気の品質が重要な理由をご存じですか?

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歯科のエアドライヤーとエアフィルターとコンプレッサーの画像

ょうど先週機械(コンプレッサー)の入れ替えを行ったので治療に使用する空気についてのお話しようと思います。

治療時に必ず使用する空気(風)は皆さんご経験されたことがあるかと思います(歯の表面を乾燥させるため「シュー」と風をかけます)。

実はこの空気は、機械の「動力源」になったり、歯の表面を乾かす「風」であったりします。この圧縮された空気が無いと治療ができなくなりますのでとても重要なものになります。

その圧縮空気(エアー)をつくるのが「コンプレッサー(圧縮機)」になります。

圧縮空気をつくるコンプレッサーとは何か?


「自転車や車のタイヤの空気入れ」のイメージですが、大もとの空気は私たちの周りにあるもの使用し、ポンプにより圧力をかけ圧縮していきます。

出来上がった圧縮空気は治療に使用するものなのでその品質はシビアです。以下2つポイントがあります。

重要な品質その1「空気がドライであること」


歯科のコンプレッサーに必要なシステム(水分の除去)

  そもそも私たちのまわりの空気は水分(湿気)を含んでいます。コンプレッサーは、その空気を@多く吸い込み(水分も取り込みます)A圧縮する(蒸気の密度が大きくなる)することが目的なのですが、それに伴って圧縮された空気の湿度が上がります。

 湿度が上がった空気(圧縮された空気)は「ジメジメ」しやすくなるため「細菌」「カビ」などが繁殖しやすい状態になります(さらに圧縮空気は金属製のタンクに一時的に貯めておきますのでタンクの内部が繁殖の場になりやすくなります)。

 その空気を直接お口の中に入れる訳にはいきません。

そのため、当院は圧縮された空気を専用の「エアドライヤー」で1度冷却してドライ(除湿)するようにしています(温度が下がると水滴となるため取り除ける)。


重要な品質その2「不純物が含まれないこと」


歯科のコンプレッサーに必要なシステム(不純物の除去)

  空気中の水分が大敵であることは上記の通りですが、もう一つやるべきことがあります。
 
  それは空気中に含まれる不純物を取り除くことです。通常空気中には「水分」をはじめ「細菌」「花粉」「カビ胞子」「粉塵」が含まれ、それにプラスされて機械自体の「油分」などが含まれることもあります。

  不純物を取り除かない空気をお口の中で使用する訳にはいきません。

 乾燥した空気をさらに「除菌フィルター(HEPAフィルター)」でろ過して、最終的にドライでクリーンなエアーが出来上がり治療に使用できる品質になります。

   良い結果を出すためにも空気の品質は重要です。  


※当院使用のコンプレッサー:ドイツの国際的認証機関であるTÜV(テュフ)より"Class 0(ISO8573-1:2010[-:-:0])"の認証を取得した機種。圧縮空気品質等級最高レベルの「クラス0(クラス1の上)」性能。


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クリニック内が寒い時があります(換気の実際)

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歯科の新型コロナ対策の換気の実際

型コロナウィルス対策で「換気」の必要性がとりあげられることが多くなりましたが、日本歯科医師会のガイドラインでも「換気」が重要とされています。

※画像は換気時の実際の様子。

 一言でいえば「空気の入れ替え」で、室内のエアゾル(飛沫)内の新型コロナウィルスの密度(個数)を小さくしたいがためですが、オフィスビルの場合行なうにはなかなか苦労する場合があります。

なぜなら・・

 ・そもそも窓が無い(外気と交通できない)、あっても開けられない(特に高層階、地下階など)。
 ・空調の効率を上げるために断熱、密閉度が高い設計の場合がある。

以上の状況が考えられ、多くの医療機関様もいろいろ工夫していることではないかと思います。

 幸いにも当院の場合、オフィスビルの1階ということもあり、ビル入口のドアを全開にすることでき外気を直接取り込むことができます。

 どんな手順かといいますと、ビル入口のドア、ビル内部の通路ドア、クリニックのドア2ヶ所、すべて全開にします。そうするとちょっとした「風洞実験室」の様な状態になり、耳もとで「ゴーッ」という音が聞こえるくらいの強い風が入ってきます。

 クリニック内も半個室の設計のため一瞬で空気の入れ替えができます。かなりすがすがしい感じにはなるのですが、欠点としては一気に室温が下がるため、少し寒くなるところです。

 これから冬本番になりますが、しばらくの間ご協力頂けましたら幸いです。


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治療に使う水の水質管理の実際

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水フィルター.jpg


 院では治療に使用する水は水道水をそのまま使用せずに、ろ過フィルターで不純物を除去してから使用しております。

※画像は交換前と交換後ののフィルターの状態、新品は真っ白。

 消毒効果のある塩素成分はそのまま残しながら不純物をろ過していますが、どの位の大きさまでろ過できるか(小さいほど性能が高い)といいますと、

  「 1㎛(=0.001o)」になります。ちょうど大きさ的には細菌の大きさと同じ位になります。

 もちろん水道水をそのまま使用しても問題はないのですが、さらにクオリティーを上げて精製水(純水)に近い状態で使用したいというこだわりの部分になります。

 今回2年ぶりの交換でしたが、こうやって見てみると水道水も結構不純物が含まれていることが実感できます。 
 

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当院の感染症対策の実際(グローブ編)

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大手町で感染症対策#1の歯科(グローブ編)


常の治療での感染予防対策の基本の一つとして手洗いと治療時のグローブの使用がありますが、実際どのようにしているのか?当院の場合をご説明致します。

※画像は当院の1日のグローブ(使い捨て)の使用量です。参考の箱は100枚(50組)入り。

 目的は細菌、ウィルスの感染経路をシャットアウトすることが目的になりますがその経路は・・。

 ・感染経路その1(水平感染と言います)
  患者様のお口 → Dr.やスタッフの手 → 器具、器械 → 別の患者様


 ・感染経路その2(垂直感染と言います)
   患者様 → Dr.やスタッフ または Dr.やスタッフ → 患者様

  どちらにしても、「接触」することが経路(移る)になるわけなのでどこかで接触部分を一回遮断する必要があります。

 そのために「患者様毎のグローブの交換」を開業当時から行っております。当然使用量はかなりの量になり1日の使用量は冒頭の画像のようになります。

 消費が激しいので少しエコロジカルではありませんが安全を確保が優先するためどうしても譲れない部分になります。

 緊急事態宣言前後は手に入りにくく、維持コストも2〜4倍(!)かかりましたが、やっと供給が追い付いてきた感じで少しほっとしております。
 
  大体2日でダストボックスが一杯になります・・。 
  


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新型コロナウイルス感染対策チェックリスト

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新型コロナウイルス感染症対策チェックリスト

院は日本歯科医師会(厚生省協力)の新型コロナウィルス感染症対策+αをおこない対策をしていますが、具体的には画像の通りです。

患者様からわかる箇所は

 ・待合室の椅子の間隔
 ・受付でのパーテーション(アクリル板)
 ・手指消毒用のディスペンサー
 ・非接触型体温計の設置
 ・空気清浄機(HEPAフィルター搭載)の設置

などになります。その他にもチェックリストのように対策しています…。

新型コロナの影響も当面続く可能性もあるので、
今後、この施策が新しいスタンダードになっていくでしょう。
 

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空気清浄機は新型コロナウィルス対策に効果があるのか?

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HEPAフィルター搭載の空気清浄機の数々

型コロナウィルス対策で有効とされることは

@手洗い、手指消毒
Aマスク
B換気

になりますが、他には何かないのか?とお考えの方もいらっしゃると思います。

※画像は当院設置の空気清浄機の数々

当院ではBの対策の補完として空気清浄機を設置しています。
(基本はもちろん、手洗い、マスク、換気、です)

 

■理由は…



ウィルスの数を減らす効果が実証されているからです(※@)。
(HEPAフィルターでウイルスを捕集できるという意味です。実際に室内のウィルスが減少するかは室内の広さ、機種の風量、等の諸条件に左右されますのでお間違いないように)

ただし、条件としては「HEPAフィルター搭載(※A)」のものとなります。

このフィルターはJIS規格で決められており0.3㎛(0.0003o)の粒子を99.97%以上除去できる性能があるのものです。

新型コロナウィルスの大きさは0.08〜0.22㎛(0.00008〜0.00022o)と言われ、極めて小さいサイズですが、HEPAフィルターは0.3㎛以下のサイズの粒子も取り除く性能があります。
新型コロナウィルスと花粉の大きさの比較


もちろんHEPAフィルターに使用されるろ過材の隙間は十数μmと新型コロナウィルスより大きいですが、ろ過材の繊維に空気の流れにより「衝突」したり、「慣性」といって勢いでぶつかったり、重い粒子は「重力」で捕集(くっつき)します。

また、粒子のサイズが小さくなるほどブラウン運動(不規則な揺れ)の「拡散」や「静電気」による効果で捕集されます。

以上の効果で理論的には0.05μm(0.00005o)の粒子も99.9%は除去できることが分かっています(※B)。
HEPAフィルターに新型コロナウィルスが捕集される仕組み


■欠点は…



@設置場所の確保
A導入初期費用の発生
Aランニングコスト(定期的なフィルターの交換が必要。電気代は気にならない程度です)

 になります。

 当院では開業当時からHEPAフィルター設置の手術室(クリーンルーム)がありますが、院内各所にもHEPAフィルター搭載の空気清浄機を設置しております。

 

■機種を選ぶ際のポイントは…



 @HEPAフィルター搭載機種
 A室内の広さの2倍程度の性能の機種を置くようにしてます(フィルターの性能は徐々に劣化していくため余裕のあるもの)。 

 以上になります。

 

■結論…



手洗い、マスク、換気、をしっかりおこない、+αの効果を期待する場合に「空気清浄機の設置」が今のところの位置付けかもしれません。


※@≪参考文献≫ 高性能空中浮遊インフルエンザウイルス不活性化を謳う市販各種電気製品性能評価 独立行政法人国立病院機構仙台医療センター臨床研究部ウイルスセンター西村 秀一
:市販の空気清浄機のウィルス除去性能を比較した文献でHEPAフィルター搭載機種が1番効果があった。
      
※AHEPA(High Efficiency Particulate Air Filter):高性能フィルターの意味。手術室の空調設備に使用されている。

※B≪参考文献≫ 気中微粒子沪過の基礎 江見 準


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ジアイーノ(空間除菌脱臭機)

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jiaiino320.jpg

型コロナウィルス対策の「3密を避ける」のひとつに「密閉を避ける」があり、これは主にエアロゾル(空間に漂うしずく)対策になります。

 ※画像は当院設置のジアイーノ(空間除菌脱臭機、パナソニック製)

具体的に何を行うかというと「換気」になります(要するに空気を入れ替えて空気中に漂うウィルスを含むエアロゾルの数を少なくしたい)。

当院も原則に沿って入り口のドア、ビルのドア、通路のドアをすべて全開にして換気する時間をとっていますが、その他にもプラスしてジアイーノを設置して空間の除菌をしております。

 通常の空気清浄機とどこが違うかといいますと、ジアイーノは次亜塩素酸(※@)で「空気を洗う」方式で、空気清浄機のようにフィルターで細かい粒子を「ろ過」するだけでは無い点です。

次亜塩素酸は濃度が高すぎると取り扱いに注意が必要ですが、ジアイーノから揮発する次亜塩素酸は、空気中の塩素ガスの環境基準(0.5ppm)より低い濃度(0.1ppm未満)なので安心して使用できます。(※A)。


※@次亜塩素酸とは
 さまざまな分野の菌・ウィルス対策に活躍する除菌成分
 化学式:HOCl・・・水素原子と塩素原子が酸素原子に結合した構造(H-O-Cl)
 ・菌やウイルスの細胞表層だけでなく、中まで浸透してすばやく作用する。
 ・除菌力、ウイルス抑制力に優れ、厚生労働省のウイルス抑制マニュアルでも
  介護施設や保育所でのウイルス対策として紹介される成分。
 ・プールやほ乳瓶の除菌、水道水の浄化、野菜などの洗浄など幅広い分野で活用。

※AEUリスク評価書より


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只今、サーマルカメラで検温中です。

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サーマルカメラの画面

緊急事態宣言が解除されましたが、新型コロナウィルスがいなくなった訳ではないのでまだ油断は禁物です。

当院では、来院時に@検温とA手指消毒のご協力をお願いしており、検温に関しては非接触式の体温計(ガンタイプ)とサーマルカメラを使用しております。

※画像はサーマルカメラの画像

サーマルカメラの場合はカメラの前に立つだけで表面温度がわかり、検温自体の操作自体が必要なく、近付く必要もありません。

サーマルカメラも様々の機種がありますが、当院では体表面温度測定専用に設計されたもので行っております。

 できるだけお手間をかけないように配慮しておりますが、
 もうしばらく、皆様の安全安心のための”ひと手間”にご協力お願いできればと思います。

 

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非接触体温計の精度はどの位あるのか?

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非接触体温計と通常の体温計の比較


型コロナウィルス感染症対策のひとつとして当院では来院時に患者様の体温を非接触体温計で確認させて頂いております。

※画像は非接触体温計2つと通常の体温計

一瞬で測れるので非常に便利です・・。

ただ通常の接触タイプの体温計とどの位差があるのか?もしくは無いのか?気になったので調べてみました。

以下の3機種を比較。

【比較機種】

 @ 非接触体温計 その1 (額中央部を測定、距離5p)
 A 非接触体温計 その2 (額中央部を測定、距離5p)
 B 通常の体温計     (脇の下に挟む)

【測定結果】
 @ 36.5度
 A 36.2度
 B 36.1度 (基準)
 
【まとめ】
 ・非接触タイプはメーカーにより少し測定の差があることが分かった。
 ・非接触のタイプの体温計(部位:額)、通常のタイプ(部位:脇の下)より0.1〜0.4度高い数値になる。

 @とAを何回か比較してみましたが@の方がAより0.3〜0.4度必ず高い数値になりました。今後は機種の差も考えて測定する必要があります。

 いわゆる医科などで基準となる「体温(脇の下)」は、非接触の温度計で測る数値(額)より少し低目ということになります。

 以上のことを理解した上で使用するのが〇(マル)ということでしょう。
 
   細かい点ですが、お役に立てば幸いです。


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新型コロナウィルス(Covid-19)のどこが厄介なのか?

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細胞と細菌とウィルスの大きさの比較

型コロナウィルスの影響は長引きそうですが、季節性のインフルエンザウィルスとどこがちがうのか?なにが厄介なのか? について今わかっていることをわかりやすくご説明いたします。

※参考文献:Summaary of ADA Guidance During the COVID-19 Crisis April/1/2020
※画像は細菌とウィルスの大きさの比較(1㎛=0.001o)。

【厄介な性質】

1、「粘着性がある(くっつきやすい)」
 新型コロナウィルスはこれまでのウィルスより粘着性がある→感染しやすい。

  →標準予防策(スタンダードプリコーション)+αの対策するとよい。もちろん手洗いは基本。

2、「体力が弱った人は重症化しやすい」
 基礎疾患(糖尿病など)を持つ60歳以上の人が重症化しやすい傾向がある

  →疲れないよう治療管理がカギになるかもしれません。高齢者の方は行動範囲を狭めたり、人との接触を避ける(難しいですが)。

3、「エアゾル(飛沫、しぶき)で空気中に漂う
  エアゾルとともに空気中に漂い離れた人に感染する可能性がある。

  →換気は有効。エアゾル感染を防ぐため人と人の間隔は1.8m以上開ける。エアゾルを通さない性能のあるマスク(サージカルマスク、N95マスク)、ゴーグルがあるとよい。

   口腔外バキュームは有効(歯科用の吸引機です)

4、「子供は感染しても無症状の場合が多い」

  →元気な人でも他人にうつす可能性がある(かなり厄介で認識できない・・)ので行動制限が有効。

5、「ものの表面に一定期間生存している」
   プラスチック3日間、段ボール24時間、エアゾル3時間、生きている(=感染力ありの可能性)
  
  →手に触れる物の消毒(清拭、せいしき)が有効。こまめな手洗いが有効。

 以上の特徴があるため

 @空間を密閉しないよう(エアゾルの密度を下げる)
 A人と人が接近しないよう(エアゾルの影響の外に)
 B大勢が集まらないよう(くっつきやすいので)

 
と3密を避けることが重要と言われているのです。

一言でいうと、くっつきやすくて、漂う、そしてしぶとい、そこが厄介な点です。

自分で分裂して増えることができる「細菌」と違い、「ウィルス」は生き物(人)の細胞に寄生しなければ増えることができないため、新たな生き物(人)に入り込めなくなった時点で増えることができなくなります。

なので、感染しても大多数の方は軽症で復帰しますので、あらたな人と人の接触が無くなることにより増えるペースが遅くなり、どこかでストップします(あとは期間の読みだけ)。

    新しい増殖場所を無くすことが肝心。


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当院の新型コロナウィルス対策(エアゾル編)

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新型コロナウィルス対策(クレベリン)


院の新型コロナウィルス対策についてご紹介いたします。

※画像は使用済みの薬品のスティック(クレベリン)の山。

 歯科治療は唾液や血液に触れる機会が多いため「感染症対策」は普段から「徹底していて当たり前」のことですが、今回の新型コロナウィルス関連でプラスしたものは「空気対策(エアゾル対策)」でしょうか。

※エアゾル:一言でいうと”霧状のミストのようなもの”で、5㎛未満の空気中に浮遊する粒子。

 新型コロナウィルスは空気感染はしないとの見解ですが(空気感染する場合はもっと遠くまで広がるため)、エアゾルの表面で3時間生存する。という論文がでています。

※米国立衛生研究所(NIH)、国立アレルギー感染症研究所(NIAID)、米疾病対策センター(CDC)などの研究グループの論文。

 もちろん「エアゾル」は吸いたくないですが、そもそも「息をしない」訳にはいきません・・

 その対策として当院は「クレベリン(商品名、特許取得済)」を診療室内に16本配置しています。クレベリンは次亜塩素酸系の薬品で閉鎖空間で特定の「浮遊ウィルス、浮遊菌」を除去することが確認されているものです(スティック上部から塩素系の気体が常時発生する仕組み)。

 歯科で使用する機材は滅菌する機械の中に入れることで消毒滅菌ができますが、空気はそうはいきません。

効果は1ヶ月程度なので本日すべて新品に交換しましたが、まだもう少しお世話になりそうです。
 


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HEPA(ヘパ)フィルターって聞いたことありますか?

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HEPAフィルター交換時の画像、使用前と使用後の比較
週クリーンルームのHEPフィルター(High Efficiency Particulate Air Filter)を交換しました。上の画像はその時のもので右が新品、左が使用後のものになります。

新品と使用後の差は一目でわかります。

当院には、手術時や口臭治療の時に使用するクリーンルーム(オペ室)があります。通常の個室とどこが違うのか?と言いますと「空気の清浄度(キレイさ)」になります。

それを可能にする、空気をろ過するフィルターを「HEPAフィルター」といいます。

手術時は空気感染や落下細菌の影響を避けたいし、口臭治療の検査時は室内の「臭い」を測定器が拾わないようにする必要があるための配慮が必要になります。

当院の場合、オペ室の基準となる高度清潔区域の基準である清浄度クラス100(1立法㌳中に粒径0.5μmの粒子100個以下、ISO表示:クラス5)をクリアする空気清浄器使用しています。

見えない所ですが空気の質にもこだわっています。


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当院は治療に使う水にもこだわっています

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治療時に使用する水の浄化用のフィルター

週、治療に使用する水の「ろ過器」のフィルターの交換をおこないました。

 ※画像の上は新品、下は今回交換したもの。

 毎年「治療に使用する水」をろ過するフィルターをチェックしていますが、だいぶ色も変わってきたので今年は4年ぶりに交換しました。

 今回は、ろ過できる粒子のサイズをこれまでの「5μ(ミクロン)」→「1μ(ミクロン)」と性能アップしました。
 
 結局、治療に使用する器具がきれいであっても、治療時に使う「水」自体がきれいでないと意味がないので、当院は「器具」だけでなく「水」の清潔さにもこだわっています。 

 ちなみに、治療時のコップの水も水道水よりきれいでおいしいです・・。
  

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治療に使う水もこだわっています。

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治療に使う水のろ過器
週、治療に使用する水の「ろ過器」の点検をおこないました。

※画像は点検時の水のろ過フィルターの状態。

 2年前、昨年と比べて汚れの変化がほとんどみられずフィルターの着色(通常は茶色になる)もなく業者さんも驚いていました。

 業者さん曰く「東京都の浄水機能は非常に高く元々の水質が昔に比べ格段に良くなっており、(当院の)治療で使用する水量も少ないためでは」とのこと。

患者さんのお口に入る水だけをろ過する「省エネ」設計にしたのが功を奏したかもしれません。 
 
現在は「5ミクロンの粒子をろ過するフィルター」を使用してますが、次からは「1ミクロン」でも良いとのことでした。

 当院は院内の「水質」にもこだわっています。
  
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歯医者のきほんの「ん」(感染症対策編)

《HPは一番下からリンクできます》
東京で消毒滅菌にこだわる歯医者
像は当院の診療用の基本セットです。

 @紙コップ
 A紙エプロン
 B紙トレー  

感染症対策を突き詰めると1回でも使用したものはすべてディスポーザブル(使い捨て)になります。ただしこれについては正解は無く、金属製のコップでもパッキング(袋詰め)使用でも良いと思います。

一回こっきりでの「使い捨て」は完璧(再使用や使い回しが不可能なので)ですが、問題としては

 @ゴミが多くなる
 Aエコロジカルではない
 Bランニングコストの発生   が挙げられます。

このあたりはバランス感覚が必要で、各診療所のスタイルにあわせたもので良いと思います。
ディスポの製品を再利用するところは無いと思いますが、結局はモノや機材ではなくシステムを維持する「人」で決まります。

   当院の消毒滅菌の例(1)はこちら
   当院の消毒滅菌の例(2)はこちら
   当院の消毒滅菌の例(3)はこちら
   当院の消毒滅菌の例(4)はこちら
   執筆した感染症対策の著書はこちら

HPはこちらから⇒感染症対策は結局は「人」の問題 | 大手町デンタルクリニック
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歯医者のきほんの「ほ」(感染症対策編)

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患者さんごとにグローブを替える歯医者
※画像は当院の手洗いスペースです

では治療時にグローブ着用は当たり前の時代ですが、昔(20年以上前)は素手(+手洗い)でおこなう先生がまだ多い時代でした。

当院ではグローブ(ディスポーザブル=使い捨て)の交換は患者さんごとに交換(実際はそれ以上の頻度ですが)しておりますが、昔はグローブの製品自体の種類も少なく、かつ高価だったため大切に取り扱っていたことを覚えています。

幸い現在はグローブの種類も豊富で、かつコスト的にも導入しやすい状態になり感染症対策が行ないやすくなりました。ただ問題は、健康保険の治療コストには反映されておらず医院の「持ち出し」の状態が未だに続いている点です(やればやるほど「持ち出し」が増えます)。

オーストラリアで起きた「出来事」も様々(コストなど)な背景が影響しているかも知れません。

個人的には「(感染による)病気が少なくなる」⇒「医療費が下がる」ので力を入れるべき点だと思うのですが…。 

   当院の消毒滅菌の例(1)はこちら
   当院の消毒滅菌の例(2)はこちら
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歯医者のきほんの「き」(感染症対策編)

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しっかり消毒滅菌をやっている歯医者
※画像は当院の手洗いスペース

 2015年7月 2日 ATP様
 2014年5月18日 読売新聞社様
年に1回は歯科の感染症対策の記事が掲載される時代になりました。

歯科の感染症対策についての「きほん」をおさらいしようと思います。

Q.そもそも、「なぜ感染症対策」が重要なのか?
A.お口の中は「唾液」「血液(歯ぐきから血が出るを含む)」があり様々な細菌、ウイルス(肝炎、HIVなど)が存在しています。
 
患者Aさん⇒器具機械を介して⇒次の患者Bさん、に細菌、ウィルスがうつらない(感染しない)ようににするためです。消毒用アルコールでは死なない細菌、ウィルスがいるためにきちんとした対策が必要です。

器具器械の消毒滅菌がクローズアップされていますが、それと同じくらいそれを使用する「手」がきれいかどうかが大切です。

  当院では

   @設計の段階から「手洗いスペース」を診療所中央に設置
   A薬用石鹸とアルコール製剤の使用
   Bエアーブローとペーパータオル(普通のタオルは1回の使用で汚染されてしまうので)の使用

  など基本的なところもこだわっています。

治療するために来院したのに「逆に病気が移ってしまった」など起きてはならないことです。

  だから当院はこだわります。

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医療安全講習会に参加しました。

《HPは一番下からリンクできます》

消毒滅菌をしっかりやっている歯医者の治療器具のイメージ
月23日(土)に東京歯科保険医協会主催の医療安全講習会に参加してきました。
講師の先生は 明海大学歯学部 坂下秀明 教授 でタイムリーな話題も絡めての講演で興味深く拝聴しました。


内容は

  @感染症対策 A医療事故 B偶発性に対する対応 C抗凝固剤関連  と4つのテーマでした。


「医療=安全」と思いがちでですが、時代とともに医療を取り巻く環境はめまぐるしく変るので、常にブラッシュアップしていく必要があります。


 例えば、私が大学生の頃はもちろん「HIV」「SARS(重症急性呼吸器症候群)」「エボラ出血熱」などの単語すら教科書には載ってませんでした。世界中の人間の生活圏が広がり、また交通機関の発達により新たな感染症が進入してくる可能性は今後もある(直近の記憶であるとデング熱でしょうか)かと思います。


当院は虫歯の治療は「小外科(体の一部を切削するので)」と考えますので、消毒滅菌にはかなり「うるさい」部類に入ると思いますが、これに甘んじること無く気を緩めないようしたいと思います。


※ちなみに「エボラ出血熱」の大元はアフリカ生息の「コウモリ」であることが明らかにされました。

「デング熱」の予防ワクチンはまだないとのことです。





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