
このところ猛暑が続いてますが、熱中症対策、農作物への影響のニュースが多くなってきました。このように気温は様々なものに影響します。
※画像は現像液の水温計
そこで、暑いと歯科治療にも影響がでるのか? についてお話したいと思います。
答えは「でます」です。
歯科クリニック内は空調が故障していない限り屋外の暑さとは無縁な環境なのになぜ?と不思議に思われる方もいるかもしれませんが意外と影響します・・。
その理由は、
水温が影響します
歯科治療では様々な材料や薬品を使用しますが、水と混ぜて(練和、混和)使用するものがあり水道水の水温に影響されます(暑さが続くと水道水の温度が上がります)。
例えば・・
型をとる材料(印象材)が影響を受けます
歯の形をコピーするために、シリコン印象、寒天印象、光学印象、などがありますが、寒天印象の場合に一緒に使うアルジネート印象材は水と混ぜて使用するため影響を受けます。
どう影響を受けるかというと 「水温が高い → 早く型が固まる(硬化が早い)」 となり冬場のイメージのタイミングで行うと上手くいかなくなることがあります(固まるのが早すぎて間に合わない)。
この場合はあらかじめ冷水をつくっておき対策します。
模型材(石膏)が影響を受けます
被せものや入れ歯などを製作する場合、元となる歯の形を再現する訳ですが、その材料としては石膏、エポキシ樹脂、デジタル上の仮想データ、などを使用します。多くは石膏を使用しますが石膏も水と混ぜて使用するため水温の影響を受けます。
これも同じく水温が高いと固まるのが早くなります。ただし、石膏はもともと固まるのが遅いため特に対策しませんが手早く行うことに越したことはありません。
レントゲン(アナログ式の場合)が影響を受けます
レントゲンが意外と影響を受けます(ただしデジタルの場合は受けません)。
レントゲンも
@アナログフィルム(銀塩)を使用するもの
AセンサーやIPフィルムを使用するもの(デジタル)
に分けられますが、@の従来からある銀塩フィルムの場合は水を使用するので水温の影響を受けます。
特に現像時に影響を受け 水温が高い → 黒くなりやすい(黒化のスピードが早くなる) となり「黒っぽく、粗い」画像になり易くなります。
当院の場合アナログ、デジタルの両方使用していますがアナログの場合、1年を通して一定の水温で現像できるように毎日水温のチェックと調整を行っています。
現像温度は 20〜22℃ を基準にしていますが、現在の当院(千代田区大手町)の水道水の温度は 約28℃ でかなり高くこのままの水温でいつものように現像してしまうと「黒っぽく、粗い画像」のレントゲンになってしまうので気を付けないといけません。
(診断に耐えうるレントゲンでないと治療の精度も落ちてしまいます)
季節によって、レントゲンの画像の質が変わってはいけないので(水温の影響で黒いのか?悪化しているので黒いのか?などノイズが多くなると=診断の精度が落ちる)極めて重要な点になります。
当院が水温にこだわる理由はここにあります。
ちなみに冬場だと10℃くらいになるので逆に「白っぽい」レントゲンになり易くなります・・。
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