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細胞と細菌とウィルスの大きさの比較

型コロナウィルスの影響は長引きそうですが、季節性のインフルエンザウィルスとどこがちがうのか?なにが厄介なのか? について今わかっていることをわかりやすくご説明いたします。

※参考文献:Summaary of ADA Guidance During the COVID-19 Crisis April/1/2020
※画像は細菌とウィルスの大きさの比較(1㎛=0.001o)。

【厄介な性質】

1、「粘着性がある(くっつきやすい)」
 新型コロナウィルスはこれまでのウィルスより粘着性がある→感染しやすい。

  →標準予防策(スタンダードプリコーション)+αの対策するとよい。もちろん手洗いは基本。

2、「体力が弱った人は重症化しやすい」
 基礎疾患(糖尿病など)を持つ60歳以上の人が重症化しやすい傾向がある

  →疲れないよう治療管理がカギになるかもしれません。高齢者の方は行動範囲を狭めたり、人との接触を避ける(難しいですが)。

3、「エアゾル(飛沫、しぶき)で空気中に漂う
  エアゾルとともに空気中に漂い離れた人に感染する可能性がある。

  →換気は有効。エアゾル感染を防ぐため人と人の間隔は1.8m以上開ける。エアゾルを通さない性能のあるマスク(サージカルマスク、N95マスク)、ゴーグルがあるとよい。

   口腔外バキュームは有効(歯科用の吸引機です)

4、「子供は感染しても無症状の場合が多い」

  →元気な人でも他人にうつす可能性がある(かなり厄介で認識できない・・)ので行動制限が有効。

5、「ものの表面に一定期間生存している」
   プラスチック3日間、段ボール24時間、エアゾル3時間、生きている(=感染力ありの可能性)
  
  →手に触れる物の消毒(清拭、せいしき)が有効。こまめな手洗いが有効。

 以上の特徴があるため

 @空間を密閉しないよう(エアゾルの密度を下げる)
 A人と人が接近しないよう(エアゾルの影響の外に)
 B大勢が集まらないよう(くっつきやすいので)

 
と3密を避けることが重要と言われているのです。

一言でいうと、くっつきやすくて、漂う、そしてしぶとい、そこが厄介な点です。

自分で分裂して増えることができる「細菌」と違い、「ウィルス」は生き物(人)の細胞に寄生しなければ増えることができないため、新たな生き物(人)に入り込めなくなった時点で増えることができなくなります。

なので、感染しても大多数の方は軽症で復帰しますので、あらたな人と人の接触が無くなることにより増えるペースが遅くなり、どこかでストップします(あとは期間の読みだけ)。

    新しい増殖場所を無くすことが肝心。


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