
一言で言いますと
虫歯は「最小の侵襲で治療しましょう」ということです。
出来るだけ歯を削らず、出来るだけ神経を取らず(取ると割れる可能性が大きくなります※B)、生まれもった歯を出来るだけ残して、歯の寿命を長くすることをコンセプトとしています。
しごく当たり前のことですが...
ただ、勘違いしやすい点は、「ただ少なく削ればいいのか?」ではない点です。
しっかりとMIを実践するには、以下3つのことが必要になります。
【ステップ1】
しっかり診断をおこなう(レントゲン、お口の写真、などでの判断が先:すぐ削らない)
【ステップ2】
まず、予防処置をおこなう(ホームケア、食生活の改善、唾液検査、などおこなう:お口の中の環境の改善をおこなうことが先でまだ削らない)
【ステップ3】ステップの1,2、ができた上で「再石灰化を期待して削らずに様子をみる」or「歯を削って治す」の判断⇒治療⇒「治療終了後も継続的に管理する」に移行する。
(要するに、歯を削る前に実はやることはたくさんある...ということです)
当院も同じコンセプトで治療をおこなっているので、虫歯をすぐ削らないのはそのためです(※C)。
これが世界の常識・・・。
※@Tyas MJ et al: Minimal Intervention dentistry - a review,FDI Commission Project 1-97; International Dental Journal 50,1-12,2000
※A2002年には5つのステップになっています。
※Bただし「お痛みが大きい場合」は神経をお取りした方が良いです。
※C痛い、取れた、などがあれば先に応急処置をいたします。
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