
※画像は室内の臭気を計測した時の結果(”24”が検査結果)。
※検査結果”0〜30”は人間の嗅覚ではわからないレベルの数値で”50”位からやっと識別できる。
理想的な治療の結果は「検査結果(数値)が良くなり、口臭も気にならない」になりますが、測定機器の性格を把握しておかないと「検査結果は良いのだが、まだ口臭が治らない」あるいは「検査結果は良くないが、口臭はしない」などのちぐはぐな結果が出ることがあります。
その理由としては、
@測定する機器の性格
A測定時のエラー
B治療する環境の影響
があります。
@の測定機器の性格ですが、検出できる気体(臭いの成分)の種類が機種ごとに限られており、残念ながらすべての気体を検出できる機種は無く代表的なもの数種類しか検出できません。したがって検出できない気体が原因となっている場合は「検査結果が良くても口臭がする」結果がでることがあります。
Aの測定時のエラーになりますが、もちろん「香水」「芳香剤」など強い匂いがする場合、正確に測定はできません。
B「臭い」は非常に敏感なものなので、測定機器も極めて敏感に反応するため、周りの環境に大きく左右されます(もともと歯科の場合は薬品の臭いがしやすい環境...)。
そのため、正確な検査をするためには、室内の匂いが無臭であることが必要になります。当院の場合は口臭治療専用のクリーンルームを使用し、口臭の検査時は室内の臭気も調べてからおこなっています。
実際、室内に人が一人入っただけでも室内の臭いの数値は変化します(一人の場合”15”前後、三人の場合”20〜30”程度)。
ここまでおこなう理由を分かりやすくいいますと、
例えば...カレー屋さんに入って、「口臭があるかどうかわかるか?」というと、口臭があっても無くても「カレーの匂い」しかしないため口臭があるかどうかはわかりません。
当たり前の話ですが...。
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