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医科歯科連携研修会参加時の様子

月4日(日)は医科歯科連携研究会に出席してきました。
※画像はその時の様子。

講演のテーマは

歯科:「知っておきたい!歯周病と全身疾患のただならぬ関係」
   (神奈川歯科大学 教授 三辺 正人 歯科医師)
医科:「抗菌薬適正使用とは何か」
   (神戸大学大学院 教授 岩田 健太郎 医師)

以上の内容でした。

一言で言うと
 「歯周病の炎症、歯周病菌は全身疾患に影響する」
 「抗菌薬(化膿止め)の使いすぎに注意」

でしたがもう少し解説すると

 ・お口は消化器官の入り口であり、外部から物が最初に入る部分なので体のなかで細菌が1番多い場所。
 ・小腸、皮膚も細菌が多い場所である。
 ・通常、体は常在菌で保護されているため、細菌(有益な細菌)がいた方が実は良い。
 ・もちろん中には有害な細菌もいるので、お口→全身、へと巡ってリスクが増える。
 ・したがって、健康を維持するにはお口の病気(特に歯周病)は見過ごしてはいけない。

お口の中の細菌は、歯ぐきの血管から全身をめぐるだけでなく、唾液と共に飲み込むものなので小腸まで到達することもあり、その場合、腸のなかで活性化することもわかってきたとのことです。

 ・抗菌薬は1910年に世界で初めて応用され、その後多くの命を救ってきた。
 ・現在では応用範囲が広がり、命に別状がないが症状改善のため処方することも多くなってきた。
 ・使用範囲が広くなるにつれ、耐性菌(抗菌薬が効かない細菌)が増加してきている。
 ・現在は抗菌薬の使用方法を再び考える時期にきているのではないか?

 病気は基本的にお薬を使用しないで治ればベストなのは言うまでもないですが、必要な場合ももちろんある訳で、その使用方法にまつわる「診断」の方が優先順位が高いという結論。

  しっかりと治療すれば、歯周病の約80%は抗菌薬を使用しなくても良くなるので、当院で抗菌薬はほとんど使用しない理由はここにあります。



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