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救歯会2017年サマーセミナーの様子
月の25〜27日の3日間は所属しているスタディーグループ救歯会のサマーセミナー(研修会)が山中湖であり、私も3日間参加させていただきました。

 テーマは「経過観察から学んだこと」で、私も含め全員がプレゼンをおこないました。

一言で内容をいうと、「あなたのおこなった治療は何年もってますか?」というシンプルなテーマですが奥が深い…。

 なぜかというと

1、そもそも自分がおこなった治療の10年後、20年後、30年後、のデータを保存し、把握している人はごく一部の先生しかいない。(その後の経過をみること自体、奇跡に近い。長年のデーターの蓄積、保存が必要)

2、そのため、治療後の成果(歯を失わない、等)が「希望的予想」の域をでない。
 (結局、先のことはわからないとの結論になりがち)

3、なので、治療して良かったかどうかの判断(検証)ができない。
  (この治療法の選択が良かったのだろうか?→「誰もわからない」となる。)

 たしかに、文献等で長期的なデーターはありますが、結局「他の人」が治療した結果なので、そのまま自分の治療にあてはまるかどうか?が問題で、「一般的には〜いわれてます」の域を出ないのが結論になります(結局だれが治療した上での結果か?が問題)。

最長30年以上(!)前の治療例を拝見しましたが、そのころはもちろんアナログのカメラで、PCも普及してなかった時代なので、データ(写真、レントゲン)が残っているだけでも極めて凄いことです。

もちろん、得るものは多く、まるでタイムマシンに乗ったかのように「過去〜現在」の疑似体験ができます。そうすると「なぜ長持ちして経過が良かったのか?」の理由に気づき、「こう治療すると」→「この先はこうなる」がイメージできるようになります。
  
  「希望的予想」 → 「事実からの経験」になります。

 歯は一生使うものなので、10年後、20年後を考えながら治療することが大切。


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