〜以下の画像はNHK様より引用させて頂きました〜

インプラント周囲炎とは、インプラントの術後の合併症(トラブル)のうちの一つで、一言でいうと「インプラントが歯周病になった状態」を表します。
歯周病は「歯ぐきの骨が溶ける病気」なので、インプラントの場合は「インプラントを支えている骨が溶ける」ことになります。なので進んでしまうとインプラントが ”グラついて” 動き始め、そのまま放置してしまうとインプラントが取れて使えなくなります。
インプラントのメリットの一つに「虫歯にはならない(チタン合金なので)」がありますが、「歯周病」には天然の歯と同じくなる可能性があり,一度なってしまうと天然の歯より進行が早いので要注意です。
気になるのニュース(WEB上ですが)の内容ですがこんな感じでした...
【要点】
@これまでインプラントをおこなった方は国内で300万人。
(およそ100人に2、5人)
Aインプラントをおこなった部位で歯ぐきに炎症がある方が約40%存在した。
(日本歯周病学会調査、調査対象267人、おこなってから3年後の方を対象)
B267人中9.7%の方がインプラントの周りの骨が溶ける「インプラント周囲炎」だった。
(インプラントを支えている骨が溶けてしまう、通常元には戻らない)
Cインプラントを行った方は治療後も継続的な管理(トラブルを避けるために)が必要。
(調子が良いからと言って、定期的なチェックに行かなくなるのはトラブルの元)
以上の内容でしたが、実は目新しいことでなく、
「インプラント周囲炎」の報告は1994年ころからあり、もうその頃からインプラントを行う前には「しっかり」歯周病の治療を完了しておき、インプラントの治療が終わった後も継続的な管理(メインテナンス)をおこなうことがスタンダードでした。
当院は1997年(平成9年)のインプラント導入時より、一貫して
「歯周病の治療終了⇒インプラント治療⇒継続的管理(メインテナンス)」
のステップでを行っていますが、その理由はここにあります。
インプラントをご希望される方に「その前に歯周病治療からおこなう」理由を説明してもなかなか伝わりにくい(自覚症状がないことが多いので)ことは昔も現在も同じですが、患者さんの将来を考えるとどうしても飛ばせないステップです。
治療期間がかかっても、生涯「いい歯」でありたいものです。
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