画像は丸ビル様の1階に設置されたスケートリンクです。ポスターはスケートの羽生選手。
ビル内でスケートができるとはすごい時代になったものです。
昨年は「アナ雪」でした。写真撮影スペースに家族連れがこぞって並んでいる姿を今も覚えています。
毎年各年の「話題になったテーマ」をモチーフにしてる様子がうかがえます。
歯科業界での話題(あるいは課題)というと
@感染症対策 (器具機械の滅菌、院内感染、などの消毒滅菌関連)
AMI(ミニマルインターべンション(※1))
(最小限の治療介入で、目標を達成する)
B在宅診療 (超高齢化になり通院自体が困難の方が増えている)
@はここ3年ほど前から各メーカーが 「滅菌消毒関連のトータルシステム」で新製品を開発提供している状態です。切削器具(タービンヘッド)問題で新聞の記事になったりしてご存知の方も多いと思います。
Aはわかりやすく言うと、「できるだけ削らないようにしながら治療を行なう」コンセプトのことです。
2000年に国際歯科連盟(FDI)(※2)で提唱された治療概念です。
削ってしまった歯はもとに戻りませんので当たり前というとその通りなのですが、「歯科に行くと削られる、抜かれる」という昔のイメージが強く残っているので、まだ一部の方しかご存知ないかもしれません。
Bは今まで歩いて通院できていた方が、歩けなくなったり、認知症になったりして歯科治療を受けたくても通院できない方が大変増えてきています。これは医療全体にも言えることですが、平均寿命が延びた裏返しで日本の将来の課題でもあります。
当院も2000年から@感染症対策、をしAMIコンセプト、を提案のスタイルなので新しい話題ではないですが、今後取り入れていくクリニックが増えていくことは良い傾向と思います。
今後はBが課題になると思います。
モノは新しくなってもコアのコンセプトは昔から変わらない「不易流行(ふえきりゅうこう)」が当院のスタイルです。
※1 MI:削らないようにするためには、すぐ削るのでは無く、予防処置⇒経過観察をし虫歯の進行が止まるかどうかを確認するステップが必要になる。患者さまの理解と協力が不可欠。
※2 FDI:世界130ヵ国の歯科医師会が加盟。1900年フランスのパリが発祥の地。現在の本部はスイスのジュネーブ。
HPはこちらから⇒東京でMI(ミニマルインターベンション)の歯科(歯医者) | 大手町デンタルクリニック
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