
※雪が積もってきた様子
しばらくするとビル管理の方が”赤いコーンポスト”を設置に来ました。屋根からの落雪の危険性があるからです。「ご苦労様です」とこころのなかでつぶやきながら気が付いたことがあった。

※落雪の注意を知らせるコーンポストを置く
入り口を通るとき
↓
@何も知らずに屋根の下を通れば 「危険極まりないdanger」
A落雪の可能性を知っていて通れば 「riskをとって近道」
どちらも行動として同じですが「安全度が全く違う」のは明らかです。
コーンポストをおいたときが danger ⇒ risk に変わった瞬間です。
治療も同じでメリットだけの治療は存在しないので
@治療するメリット、デメリットが分からないまま治療する。
A治療するメリット、デメリットを分かった上で選択して治療する。
治療する行動は同じですが「事前予測ができるか、できないか」でその後のフォローアップが違ってきます。当院が治療を始める前に治療計画をご説明する理由はここにあります。
できれば danger を risk に変え、マネージメントしたいものです。
(例)■ 神経をお取りした歯 編■
@歯の厚みが薄くなっていることを知らずにいつも通り、ガム、飴、ナッツ等、を食べ続ける。
⇒歯が割れ抜歯となる危険性が大きくなります。
A歯の厚みが薄くなっていることを知らされており、硬いものはなるべくそこで食べないようにする。
⇒歯が割れる可能性を@より軽減できます。
※ danger : 一般的な危険
risk : (承知している)予測可能な危険
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