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東京大手町で名医と言われる歯医者

月9日(日)に東京歯科保険医協会主催の研修会にて講師を務めさせて頂きました。

 講演内容は健康保険で可能な治療に関しての細かなルールの解説でしたが、歯科の治療にもいろいろな種類があり、制度的な分け方になると・・

 @保険診療(健康保険でできる治療、保険治療、保険証が必要)

 A自由診療(保険外の治療、自費治療、保険証は必要無し)

の2つに大きく分けることができます(その他には労災などあります)。

どこか違うのか?


 具体的に言いますと(1)治療内容の制限の有無(2)治療費の金額設定、の2つになります。

保険診療とは


 @の保険診療は、国の制度で決められた(=制限のある)治療方法、機材、治療材料、を使用して行う治療になります(例としては、銀歯、抜歯、など)。

 また、@の保険診療の治療費に関しては、全国統一の設定になります。窓口での実際のお支払いは全額の3割になることが多く(生活保護の方、お子様などの場合負担0割などになることもあり、年齢などで負担割合は変わります)費用の点からみると保険診療はコストの負担が少なくてすみます。

 欠点としては、保険診療がすべての治療をカバーしている訳では無い点と最新の治療方法がすぐには導入されない点になります(タイムラグがある。また、導入されない場合もある:矯正治療、インプラント、など)。

 また、細かなルールが決められており(届出、治療の手順や内容、自由診療との併用が不可)治療に関して意外とハードルが高い場合があります。

自由診療とは


 Aの自由診療は、読んで字のごとく治療内容に制限はなく(医学的に妥当性があることが大前提ですが)、担当の歯科医師が考えるベストな治療の方法、機材、治療材料、を使用して行う治療になります。

 (例としては、セラミックス冠、インプラント、口臭治療、など)

 また、病気ではないもの(審美性の改善など)や予防に関しての治療法がそもそも保険診療に無いことが多く(ホワイトニング、唾液検査、光殺菌、など)保険外の治療になることが大半を占めます。

 治療費に関しては、各クリニック様ごとに違います。

保険診療と自由診療は併用が出来ない


 保険での治療中に「ここでこれが(保険外の材料など)が使えたら良いのに・・」とおっしゃる先生のお話はよく聞くところで、保険のルール上併用(=同時に使うこと、混合診療といいます)が認められてないので、泣く泣く使用しないで進めざるを得なくなります(その解決方法としてはすべてを自由診療で行うしかありません)。

 ベストを尽くすために自由診療で行うか、制限のある中でできる限りのことを行うか、ある意味究極の選択に迫られます(これは永遠の課題かもしれません・・)。

 今回の参加者は30名。皆様最後までご清聴ありがとうございました。


※東京歯科保険医協会:会員数約6000名。都内の歯科医療機関の半数以上が会員の歯科医師の団体。


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