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大手町でDACユニバーサルを使用している歯医者(歯科)bP

DACユニバーサル2は歯科用ハンドピース(歯を削る、歯石を取る機器)を滅菌(消毒より強力)する器械で普段はバックヤードにあるため目に触れることはありません。

 当院に導入して8年が経ち、そろそろ新機種の買い替えの時期に近づいていることもあり、ご紹介をかねてこれまでの使用実感をまとめてみました。

■歯科用ハンドピースを滅菌する器械です


歯科用ハンドピースの内部

 DACユニバーサル2の優れている所は「洗浄(内部まで)→注油→滅菌」までの一連の流れを全自動で行ってくれる点になります(ハンドピースは微細な歯車、ベアリングの塊なので注油が必要)。家電に例えてみると「全自動洗濯機」のイメージに近く「洗濯→すすぎ→乾燥」までボタン一つで完了できることに似ています。

 導入前は「ハンドピースを手洗い→人の手で注油→滅菌器に入れる」の3ステップが必要で、特に手洗い、注油を人の手で行うため、手洗い時のスタッフの感染リスクや注油の手間が課題の一つでした。

 また、ハンドピースの構造上手洗いだと内部まで洗浄できないため、機器の内部まで洗浄できるDACはその点が優れています。

 それが「世界で唯一」全自動で可能な滅菌機がDACユニバースサルシリーズになります(最新機種はDACユニバーサルS)。

■DACユニバーサル2で必ず遭遇すること5つと対処法


 そんな優れものですが、実際の使用上でいくつかのコツがあります。

@落し物が無いか確認が必要


DACユニバーサルの使用のコツ:ハンドピースの落下

 ハンドピースをリッドホルダーにセット→自動でリッドホルダーが下降→滅菌終了後上昇、するのですがその時にハンドピースがチャンバー内で「置いてきぼり(落ちている)」になっていることがあるので必ず落ちてないか「覗く(確認)」必要があります。

 気づかずに次の滅菌をしてしまうと、落ちているハンドピースがリッドホルダーに挟まり破損することがあります。

 終了後は「ハンドピースが落ちてないか」必ず確認しましょう。

A専用オイルの缶は軽く閉める


DACユニバーサルの使用のコツ:オイルカートリッジがと取れなくなる

 注油用のオイルはDAC専用のカートリッジ(ニトラオイル)を使用しますが、セット時に強く「ギュッ」と回してしまうと外れなくなることがあるので注意が必要です。

 オイルのカートリッジは「軽く抵抗を感じる」程度の力で十分です。交換頻度は当院だと1ヶ月半ほど。

B排水タンクの水量は常に注意


DACユニバーサルの使用のコツ:排水タンクが溢れ

 洗浄後の排水は専用の排水タンクに一旦集まります、容量の限界を超えると溢れはじめ床を拭く手間が生じるために常に気をかけおく必要があります。

 「ゴボゴボ」と音がしてきていたら溢れる一歩手前です。

Cニトラデムのフィルターは常に予備を置いておく


DACユニバーサルの使用のコツ:ニトラダム交換フィルター

 DACは洗浄に使用する「水」も管理が必要(塩素を取り除く)で専用の「ニトラデム・ダイレクトコレクト」という脱塩素自動供給装置が別途必要になります。

 ニトラデムのフィルターの交換時期がくるとオレンジランプで知らせてくれるのですが、すぐに交換しないと赤ランプ表示になり装置自体が止まってしまいます(=DACも使用不可になる)。この「オレンジ→赤」が結構「すぐ」なのでオレンジランプがでたらすかさず交換する必要があります。

 常に手元に予備のカートリッジを置いておくのも良いかもしれません。ミニとロングライフの2種類があり大きさが違います。

丸の内でDACユニバサールを使用している歯医者(歯科)1


当院の場合はロングライフの使用で約11ヶ月で交換の時期がきます。保管スペースに余裕があればロングライフの方が交換の煩わしさが少なくなりお勧めです。

Dエラー87の原因はこれ


DACユニバーサル2エラー87の原因

 エラー表示が出ることは年に1〜2回と気になるレベルではありませんが、エラーコードの種類が非常に多いため、出た場合は調べる必要があります。マニュアルの一覧表を調べ記載されている対処法でまず解決します。

 ただし、対処法の記載に「認定ディーラーにご連絡ください。」がある場合があり、電話で問い合わせるひと手間がかることがあります。

 直近だと「エラーコード 87(=安全リングが無効化されています)」でしたが、安全リング周辺の水分の存在ででることがあるとのことで水分を取り除くことで無事解決しました。

■メインテンスのスケジュールが決められています


機械物なのでメインテナンス(定期的なチェック)は必須になります。DACユニバース2の場合、毎日〜毎週〜毎月の院内での管理と、2年に1回(or3,000回サイクル毎)の専門業者による分解整備が必要になります。

大手町で衛生管理をしっかりしているおすすめの歯科bP

  当院の場合は「やりもれ」が無いようにチェックリストを作って管理するようにしています。

機器がどんなに進歩しても、クリーンで安心安全な環境下で治療を行うには毎日の人が行う「凡事徹底」に支えられていることに気付かされます。

  
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