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歯科用の拡大鏡と顕微鏡の使用時の様子


日の治療で歯科用顕微鏡を使用していますが、もともと歯の治療は精密作業の連続ですので細かな部分を確認するために視野を拡大することはメリットが多いことがあります。

※画像は拡大鏡と顕微鏡の使用時の様子

 その時に使用するものに「拡大鏡(ルーペ)」や「顕微鏡(マイクロスコープ)」の2つがあります。どちらも大きく見えることには変わりはないので「同じ様」なイメージになりがちですが、実は「似ているようで違う」部分があります。。

では、どこが違うのか? 

何が違うのか?一覧表


歯科用の拡大鏡と顕微鏡の特徴比較表

 

歯科用拡大鏡(ルーペ)とは?


拡大鏡は倍率が2.5〜3.5倍がメインでメガネのように体に装着するタイプになります。いつもの診療の姿勢で使用可能で設置場所も取りません。
 もちろん裸眼よりよく見えるため、詰め物のギャップや歯の形を整える仕上げ際は威力を発揮します。

歯科用顕微鏡(マイクロスコープ)とは?


拡大鏡が装着するタイプなのに対して顕微鏡は「機械」になるため設置スペースが必要になります。大がかりになりますが、拡大倍率は最大22倍となり根の先の穴(根尖孔)まではっきり見えます(湾曲してなければ)。

ただ、器械に慣れるためにドクター、スタッフともにトレーニングは必要になります。

特に高倍率が必要な歯の根の治療(根管治療、神経の管の直径0.1〜0.5o)時に威力を発揮し、汚れの取り残しが無いかの確認、根の内部の細かなひび割れ(マイクロフラクチャー)なども確認できるため、治り難い歯を救済する時には頼りになります。

歯科用の拡大鏡と顕微鏡との視野の比較


※画像は5倍と22倍の拡大画像の比較

 歯科用顕微鏡で見えなければそこが現時点の「見える化の限界」になります。
 
 また、患者様に写真や動画で根の内部を説明できる点も大きなメリットです(根の内部のイメージは大変わかりにくいため)。

まとめ


 ・拡大鏡も歯科用顕微鏡も拡大できるため治療のメリットはある。
 ・治療内容に合わせて使用を選択すると良いと考える。
 ・歯科用顕微鏡で見える拡大範囲が現時点(2021年)での限界点。

 以前、私は両方使用していましたが、現在は顕微鏡でみることがほとんどです。


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