
新型コロナウィルス対策で有効とされることは
@手洗い、手指消毒
Aマスク
B換気
になりますが、他には何かないのか?とお考えの方もいらっしゃると思います。
※画像は当院設置の空気清浄機の数々
当院ではBの対策の補完として空気清浄機を設置しています。
(基本はもちろん、手洗い、マスク、換気、です)
■理由は…
ウィルスの数を減らす効果が実証されているからです(※@)。
(HEPAフィルターでウイルスを捕集できるという意味です。実際に室内のウィルスが減少するかは室内の広さ、機種の風量、等の諸条件に左右されますのでお間違いないように)
ただし、条件としては「HEPAフィルター搭載(※A)」のものとなります。
このフィルターはJIS規格で決められており0.3㎛(0.0003o)の粒子を99.97%以上除去できる性能があるのものです。
新型コロナウィルスの大きさは0.08〜0.22㎛(0.00008〜0.00022o)と言われ、極めて小さいサイズですが、HEPAフィルターは0.3㎛以下のサイズの粒子も取り除く性能があります。

もちろんHEPAフィルターに使用されるろ過材の隙間は十数μmと新型コロナウィルスより大きいですが、ろ過材の繊維に空気の流れにより「衝突」したり、「慣性」といって勢いでぶつかったり、重い粒子は「重力」で捕集(くっつき)します。
また、粒子のサイズが小さくなるほどブラウン運動(不規則な揺れ)の「拡散」や「静電気」による効果で捕集されます。
以上の効果で理論的には0.05μm(0.00005o)の粒子も99.9%は除去できることが分かっています(※B)。

■欠点は…
@設置場所の確保
A導入初期費用の発生
Aランニングコスト(定期的なフィルターの交換が必要。電気代は気にならない程度です)
になります。
当院では開業当時からHEPAフィルター設置の手術室(クリーンルーム)がありますが、院内各所にもHEPAフィルター搭載の空気清浄機を設置しております。
■機種を選ぶ際のポイントは…
@HEPAフィルター搭載機種
A室内の広さの2倍程度の性能の機種を置くようにしてます(フィルターの性能は徐々に劣化していくため余裕のあるもの)。
以上になります。
■結論…
手洗い、マスク、換気、をしっかりおこない、+αの効果を期待する場合に「空気清浄機の設置」が今のところの位置付けかもしれません。
※@≪参考文献≫ 高性能空中浮遊インフルエンザウイルス不活性化を謳う市販各種電気製品性能評価 独立行政法人国立病院機構仙台医療センター臨床研究部ウイルスセンター西村 秀一
:市販の空気清浄機のウィルス除去性能を比較した文献でHEPAフィルター搭載機種が1番効果があった。
※AHEPA(High Efficiency Particulate Air Filter):高性能フィルターの意味。手術室の空調設備に使用されている。
※B≪参考文献≫ 気中微粒子沪過の基礎 江見 準
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